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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第7章 幸運を運ぶ少女!?

人間には何故翼が無いのだろう。
翼を持つ生物は生きる為の手段として翼を得た。
それでは人間の生きる道に必要無いという理由で我々は羽ばたけないのだろうか?
なんだか少し寂しい...もしそうであれば我々の体は必要最低限のパーツで構成されているという事だ...
しかし...それはしかたの無い事なのだろう。
生きるという真っ直ぐな目的で得た翼はこんなにも美しいのだから...ただの願望で得た翼はきっと美しくない。
機能美とでも言うのだろう。飛ぶ事に特化した鳥の翼も...泳ぐ事に特化した魚の尾びれも...獲物を狩るという事に特化した獣の爪や牙でさえ...シンプルな美しさを漂わせる。
ああ...それでもこの擬似的な宙に浮く感覚が...俺に翼への未練を捨てる事を許さないのだ。
ふわっ...とした浮遊感...この一瞬だけ...纏わり付く重力も、この世界のしがらみも振り払って浮いていく。
ほんの少し目線が変わるだけで見慣れた景色が鮮やかに彩り....空気の匂いや俺の魂の質量さえ変化したようだ。
嫌だ...重力が俺を縛り...肉体が地面へと戻されていく。
もっと...次はもっと....力強く...高く...

うひょおおおおおおおおっ!!!!久々のブランコ超楽しいいいいいいいぃぃぃっ!!!!!
あまりの楽しさに変なポエム考えてた...あれ...?声に出してない...よな?
もう一度周囲を確認すると、勢い良くブランコから飛び降り、スタッ...とスパイ〇ーマン的な着地ポーズを取る。そして自動販売機で缶コーヒーを購入し、公園のベンチに腰掛けたところで今回の導入を終了します。

...ごめん...さすがにポエム長過ぎたわ...次は無しにするって約束する...次はな?
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