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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第7章 幸運を運ぶ少女!?

俺が何故日曜日の昼間から公園でブランコをぐわんぐわん立ち漕ぎしながら寒いポエムを言って...思っていたのか...
きっかけは昨夜のメールだった...ホントだよ?
俺が映画の続きを視聴していた頃、直美から今日の御誘いのメールが届いたのだ。
確かに...俺は直美にオナニー禁止令を出し、代わりに直美の欲求不満を解消すると約束したが...まさか二日後に限界が来てしまうとは予想外だ。
まあ先輩は今まで我慢していた分反動が凄いんだろう。とりあえずしばらくしてから直美の家にお邪魔する事になっている。

そして俺は少し早めに家を出ている。その理由は...まあフラグ探しですわっ。
今日は両親が家にいるから家でフラグは発生しないはずだ。俺クラスならちょっと時間をもて余せばフラグが発生する確率は高い。そんな図々しい考えで家を出て、教えて貰った直美の住所からそこそこ近い公園にインスピレーションを感じ、ブランコで暇を潰していたのだ。あれ...インスピネーションだっけ?まあ意味も良く理解してない。
ともかくこういった理由でポエムを考えていたんだ...仕方ないよね?

「うえぇ...ぐすっ....」

はい、フラグ発生です。信じられないだろうけど...受け入れてね?
五歳くらいの少女が泣きながら公園に入って来て、トボトボとベンチの近くまで歩いて来ている。
俺は缶コーヒーを一気に飲み干し、立ち上がって缶を横のゴミ箱に投げながら少女の元へ向かう。
...やべぇ...ゴミ箱入らなかった....恥ずかしいぃ...次は普通に捨てよう...
皆もゴミのポイ捨ては駄目だぞ!!人間モラルを無くしちゃ終わりです。
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