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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第7章 幸運を運ぶ少女!?

天然キャラらしい薫は掌に握り拳をポンッと叩き付けて言う。

「それよりもっ。杏子の件で何かお礼をしないと」
「別にいいよ。俺暇だったし、まあ今から予定有るんだけど」

察しろよ?社交辞令で一回断っただけだぞ?ワンモア!!ワンモアプリーズ!!!

「ですが...何もしないというのも...何かお礼をさせてくださいっ!!」
「まあそこまで言うなら...具体的には?」

おお...通じた...
ネジが全てぶっ飛んでるわけではないらしい...

「はっ!!!何も考えてませんでした...でも先輩は予定が有り様ですし...あっ!!!また後日お礼をさせて頂けませんか?」
「全然大丈夫だけど...じゃあ連絡先交換しようか」

俺が携帯を出すと、薫は携帯を取り出してプルプルと震えた。なんか今回は素のリアクションっぽい。

「ごめんなさい...私...家族以外の連絡先登録するの初めてで...嬉しくてつい...」
「...はは...まあ...交換しようか...」

えー....そんな事言っちゃうのかよ...予想はしてたけどさ。

「それじゃあ先輩!!またいつかー」
「お兄ちゃーん!!ありがとー」

二人に手を振って別れた時の時間は良い頃合いだった。
ホントに強烈なキャラだなぁ...まあ床上手という言葉はあるからお試しはしてみたい。
そんで10年後くらいに杏子とも再開すんだろうな...杏子...お前は姉ちゃんみたいになるなよ...
新たなメンバー候補とのフラグを成立させた俺は今度こそ直美の家へ...
.....最後にもう一回ブランコ乗っておこう...
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