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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第30章 《巻の弐―決別―》
 ふと気が付いた時、泉水が座っていたのは庭に面した縁側であった。泰雅と嵐のようなひとときを過ごした寝所の障子戸を開け、小庭を見渡せる濡れ縁に来ていたものらしい。
 今宵は月もない闇夜とて、すべてのものが闇に沈み込んで定かではないけれど、ほのかに菊の香が漂っている。そういえば、庭の菊が今を盛りと咲いていたな、と、どこか上の空で思い出す。
 その時、唐突に背後で声が響いた。
「このようなところにいたのか」
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