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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第32章 《巻の四―散(ちる)紅葉(もみじ)―》
 あの哀しげな瞳が今も篤次の瞼に灼きついて離れない。
 恐らく泉水は、もう二度とここへは戻ってこないつもりだろう。何の確信もあるわけではないのに、篤次はそんな気がしてならなかった。
 霜月もそろそろ下旬に差しかかろうとしている。
 日中とはいえ、寒風が身に滲みる。
 ミャーと、くろの鳴き声が哀しげに響いた。

(第七話【恋風】了)
☆明日から第八話へ☆
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