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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第36章 《巻の参―杏子の樹の傍で―》
「娘の許なぞに行っておりましたら、姫さまがお帰りになられたときにお出迎えができませんもの。それゆえ、私はずっと、あちらの榊原さまのお屋敷にお仕え致しておりました」
 変わらぬ笑顔が懐かしい。泉水の眼に大粒の涙が溢れ出し、頬をころがり落ちる。
 泉水が失踪した後、その乳母であった時橋への風当たりは強かったはずだ。なのに、泉水がいつ帰ってきても良いようにと、時橋は暇を取らなかったらしい。
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