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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第36章 《巻の参―杏子の樹の傍で―》
―今宵、この場所で。
 男はそう言ったきり、もう二度と時橋の方を見ようともせず、何事もなかったかのような顔でにこやかに若い腰元たちの相手を続けていた。
 その夜、時橋は勝手口で夢五郎と落ち合い、屋敷をひそかに抜け出したのである。勝手口は使用人が出入りする裏口であり、表玄関のように出入りの監視も厳しくない。
「ほんに、私もまたこうして姫さまにお逢いできるなぞ夢のようにございます」
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