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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第38章 《巻の壱―別離―》
 この小さな尼寺で黎次郎は母親からの愛情だけでなく、他の多くの人々の愛情や手に守られ、すくすくと育っているのだ。
「とにかく、大事を取るに越したことはございませぬ。火をもう少し強くしましょう」
 時橋は大慌てで火鉢の火をかき起こしたりしている。泉水は温かな気持ちで時橋の背を見つめた。ここ一年で少し髪に白いものが増えた乳母にそっと声をかける。
「ありがとう、時橋」
 だが、夢中になって火箸で炭をつついている時橋には聞こえないようだ。
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