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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第38章 《巻の壱―別離―》
 行商人らしい男は迷いのない足取りで左の小道へと分け入っていった。男の足許からは乾いた砂埃が舞い立ち、透き通った朱色の夕陽の光を煙らせている。月照庵を出たときはまだ昼過ぎだったけれど、流石にもう夕刻近くになっている。
 行商人とすれ違い、夢五郎はつと振り返る。たとえ小さな山とはいえ、生い茂る緑の樹木に閉ざされ、山上の月照庵は見えない。
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