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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第40章 《巻の参―出家―》
「時橋、時橋!」
 泉水の声が大きくなる。泉水は薄い夜具からすべり出た。立ち上がり、夢中で部屋を出る。廊下に出ると、細い月が中天に掛かっていた。まるで血の色を滲ませたような紅い月が不気味な光を放っている。
 その不吉な色は、はかる昔、許婚者の堀田祐次郎が夭折した日の朝に見た椿の色を彷彿とさせた。
「時橋ッ、時橋」
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