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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第41章 《巻の四―岐路(みち)―》
 生きて、確かに呼吸はしているのに、自分が生きているのだという実感が全く湧かなかった。ただ機械的に動き、喋り、すべての動作を無意識の中にこなしていたように思う。
 恐らく、この三年間というもの、泰雅の心は死んでいたのに相違ない。泉水のおらぬ淋しさを忘れるために、毎日酒を浴びるように呑んだ。だが、幾ら呑んでもいっかな酔いは訪れず、むしろ呑めば呑むほどに心はしんと醒め、心は虚ろになった。そうやって、次第に酒量は増え、泰雅の身体は酒の毒に冒されていったのだ。
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