この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第43章 《巻の壱―花惑い―》
 本当ならありがたいと思うような気遣いにも拘わらず、かえって疎ましいものに思えるのは、やはり泰雅への気持ちが既に冷めきっているからに相違ない。
 床の間の脇には黒塗りの違い棚がしつらえてある。床の間にある掛け軸は墨絵の桜が一輪、墨の跡も鮮やかに勢いよく描かれていた。その前には、いかにも高価そうな青磁の壺がに数本の山吹が投げ入れられている。大人であれば、ひと抱えもあるその大ぶりな花は黄金色(こがねいろ)の花をたわわにつけ、部屋内に彩りを添えている。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ