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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第49章 《巻の弐―哀しみの果て―》
「何者ッ」
 美倻が鋭い誰何の声を上げる。懐から懐剣を素早く取り出して、身構えた。
「少し待つが良い。猫やもしれぬぞ」
 泉水が警戒心を露わにする美倻を制した。
 ふいに低木が幾本か重なり合った緑の茂みがぽっかりと二つに割れた。その中からひょっこりと顔を覗かせたのは、四、五歳ほどの幼児であった。前髪立ちの愛くるしい顔は子どもながらもよく整っており、上向きの眼は切れ長で、涼しい。愕くほど父親の―泰雅の顔に生き写しであった。
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