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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第49章 《巻の弐―哀しみの果て―》
「何だか、蜻蛉が道案内をして、私を母上の許まで連れてきてくれたみたいだ」
 黎次郎のいかにも子どもらしい無邪気な発想に、泉水はつい笑みを零した。
「本当に、親切な優しい蜻蛉ですこと」
「ま、若君さま。おつむの上に蜻蛉が」
 いつもは冷静な美倻が珍しく素っ頓狂な声を上げる。つられて、泉水も黎次郎の頭の上を見た。確かに、赤い蜻蛉が一匹、黎次郎の頭(つむり)の上にちょこんと止まっている。
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