この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第49章 《巻の弐―哀しみの果て―》
 そういえば、五ヶ月前にもこれと似たようなことがあった。やはり、泰雅が泉水の寝所を訪れた夜だった。あの夜は、結局膚を合わせることなく、泉水は泰雅を拒み通したけれど、泉水は一人、寝所を出て廊下に逃れた。
 あの夜も蒼い不思議な蝶が現れ、泉水を導くように眼前を飛んだ。そして、その時、蝶が出現したのもこの場所―奥女中が入水して果てたといういわくのある池の前であった。
「兵庫之助さまが私をお守り下さったのですね」
 泉水は改めてそう思う。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ