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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第51章 《巻の四―花の別れ―》
「あの花は亡き父上が殊の外愛されたものでな。この庭の桔梗は父上が手ずからお植えになられたそうだ」
 泰雅とは血の繋がらぬ父、榊原家の先代当主泰久である。母景容院に不義の子として疎まれた泰雅を不憫に思い、父親らしい愛情を注ぎ、教え導いたひとだった。
 思い出しているのは父泰久か、それとも自らの幼き日なのか。泰雅の瞳は遠い。
「なあ、泉水。人は何故、生まれては死んで、そしてまた、なお生まれてくるのであろうか」
「輪廻転生のことを仰せにございますか」
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