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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第51章 《巻の四―花の別れ―》
 刻(とき)は人々の上に、ひそやかに降り積もる。
 その年の冬、江戸は何度も大雪に見舞われ、江戸から離れた山上の尼寺もしばしば雪に埋もれ、閉ざされた。ただでさえ訪れる者とておらぬこの山の庵は雪に降り込められると、たちまちにして下界と完全に遮断される。
 泉水は雪化粧を施された寺の庭に佇み、空を仰いだ。寒走った冬特有の薄蒼い空が頭上にひろがっている。
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