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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第55章 第一話 【春雷】
 その時。
 遠くで雷鳴が聞こえた。祐次郎が空を仰ぐ。
「いけない、雨が降りそうだ。戻りましょう」
 が、そう呟いた時、低く垂れ込めた鈍色の空からぽつりと冷たい雫が落ちてきた。
 雨は瞬く間に勢いを増し、容赦なく二人めがけて降ってくる。祐次郎が咄嗟に泉水の手を掴んだ。
「あそこの四阿にひとまず行って、雨を凌ぎましょう」
 白い飛沫を上げて叩きつける雨の向こうに、小さな四角い建物がかいま見えている。
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