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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第57章 《壱》
     《壱》

 蜜色の夕陽が表の腰高障子を通して、すり切れた畳を黄昏刻の色に染めている。家の前の狭い路地裏を子どもたちの歓声が風のように駆け抜けてゆく。無邪気なその声に耳を傾けながら、維(い)助(すけ)は小さな溜息をついた。
 あの女の花のような笑顔が瞼に甦る。ふわりとした一輪の花が綻ぶのにも似たその微笑みは、思い出す度にいつでも男の心を熱くする。
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