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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第57章 《壱》
 とにかく、この簪をおせんに渡してみなければ、首尾は判らないのだ。今、ここで鬱々と考えを巡らせてばかりいても、無意味なだけだろう。そこで、維助は、いつしか真っ暗になった家の中で一人物想いに沈んでいたことに気付いた。自分で自分に苦笑いして、行灯に火を入れる。淡い明かりに照らされた部屋の中で、維助は己れが咲かせた萩と桔梗の花をじいっと見つめていた。

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