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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第9章 《巻の四》
 初夏とあって、庭に面した障子はすべて開け放たれ、小さいながらも整えられた庭が見渡せる。庭を埋め尽くした色とりどりの紫陽花が細い雨に打たれていた。槙野邸の紫陽花は実に様々な色の花が混じり合っている。濃い紫もあれば、淡い蒼もあり、ほのかな淡紅色のものもあるといった塩梅だ。眼にも彩なとりどりの花が寄り添って咲いている様は、まるで精巧な七宝焼細工を見ているようでもある。丹精込めて作り上げられた七宝焼の花が雨の雫に濡れている。
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