この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第17章 《巻の参―幻(げん)花(か)―》
 そう、あれは祐次郎と共に見た椿の色、祐次郎が死んだ日の朝に見た花の色、遠い日、幼い頃の記憶。
 刹那、泉水は息を呑んだ。不吉なほど艶やかに咲き誇る緋桜の下にひそやかに立つ人は、女(おみな)ではなく、夜叉の面をつけていた。ギョロリとした眼(まなこ)を大きく見開き、カッと口を開き、牙を剥き出しにした般若は、人の憤怒の形相を表現しているという。大人しやかで、たおやかな女性を表した女(おみな)の変化(へんげ)したもの、その怒りの表情が般若である。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ