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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第17章 第四話【花笑み】 《其の参》
 言葉が途切れると、雨音だけが聞こえる。
 一体、この女といかほどの間、こうして語り合っていたのだろう。かすかな、静寂(しじま)に溶けるような音だ。
 美空はつと立ち上がり、矢代の背後の丸窓を細く開けた。わずかに切り取られた空間から、雨に濡れる桜の樹がかいま見える。
 しっとりと雫を帯びた薄紅色の花は、花冷えの寒さに震えているのだろうか。
 美空が物も言わずに雨音に聞き入っていると、矢代の声が聞こえた。
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