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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第3章 《其の弐》
 そんな日々の中で、二人は確実に恋を育んでいった。その恋が烈しい焔となって燃え上がるのに時間はかからない。二人が随明寺で再会してから、ひと月が経とうとしていたある日。
 その年もあと数日で終わろうかという師走の寒い昼下がりのことであった。むろん、逢瀬の場所はいつもの絵馬堂前である。
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