この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第20章 あとがきに代えて
 あろうことか、この側用人と月光院が男女の仲であったというのです。もちろん、これも一つの説ですが、とにかく二人は怪しいということでした。そして、絵島は月光院にとっては、なくてはならない懐刀でした。とても聡明な女性だったのです。幼児の将軍ですから、当然、その母親である月光院や側用人間部が将軍の後見として権勢を欲しいままにします。何でも〝上さまの仰せである〟といえば、他の人は逆らうことはできなかったのです(たとえ実際には家継が言っていないとしても)。
 他の人は、間部や側室上がりの月光院が権勢をふるうのを苦々しく思っていました。この頃、死んだ家宣の奥さん、つまり御台所であった照子はまだ健在です。この女性は夫の死後、尼となって天英院と号していましたが、当然のことに、時めく月光院の陰に隠れて淋しい日々を送っていました。この天英院もまた、この絵島生島事件に関わっているという学者もいます。とにかく、あまりに目立ちすぎたために、月光院や間部は周囲の反感を大いにかっていました。いわば憎まれていたのです。そして、彼等を何とかして失脚させたいと願っている人は大勢いました。
/1332ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ