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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第3章 《其の弐》
そっと引き寄せられ、美空は男の広い胸にすっぽりと抱き込まれる。
「私は本当に何も知らないわ。あなたは私の知らない色々なことを知ってるようだけれど、本当にこんな私で良いの?」
逞しい胸に頬を押しつけて訊ねると、孝太郎は笑った。
「この歌を教えたときにも言っただろう? 知らなければ、学べば良い。これからは、俺が教えてやる。それに美空、何度言わせれば良い? 俺がお前を必要としてるんだ。今の、そのままのお前に俺は惚れたんだよ」