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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第3章 《其の弐》
「それに、ほら、すぐ赤くなる恥ずかしがり屋のところもな」
 チョンと人差し指で額をつつかれ、美空は子どものように頬を膨らませる。
「おっ、今度はガキみたいに拗ねてやがる」
 揶揄するように言われ、
「もうっ、知らない」
 と美空は両手で孝太郎を突き飛ばそうとする。
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