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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第7章 第二話【烏瓜~からすうり~】《其の壱》
 徳千代が生後三ヶ月になるまでは、夜も美空が傍について添い寝してやっていたのだが、流石にこれは現在は止め、乳母が付いて別室で眠っている。というのも、美空の他に側室もおらぬ現在では、孝俊と夜を過ごすのは美空だけであり、その美空が生まれた赤児にかまけてばかりいて夜伽が務まらぬでは困る―と、重臣たちから苦情が出たのだ。
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