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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第10章 【烏瓜~からすうり~】《其の四》
「この想いが遂げられるなら、たとえ、この身は破滅しても構わぬ。美空どの、私は、どうやら、そなたに本気で惚れたようだ。私がこれまで口説いた女の中で、あれほど手厳しく撥ねつけた女はいなかった。これまで、なよなよとした女しか見たことはなかったが、世の中にはこのような真っすぐな女もいるのだと、眼が覚めたような想いがしたぞ。そのの度胸の良さに私は惚れたのだ」
かき口説く俊昭が美空をいっそう引き寄せた。俊昭の顔が近付いてくる。
かき口説く俊昭が美空をいっそう引き寄せた。俊昭の顔が近付いてくる。