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ーウラ彼ー
第11章 友達
車だとそんなに遠くない…距離。

「お願いしますー!」車内で声をかけると…。

「なんか、詩織ちゃんて、真面目だよね…笑
いちおう、海斗より先に出会ってた訳だし、前からの友達ってことで…気軽に話していーよ。」

なんかそう言われて、ホッとする。

修司くんって、年下だけど…気が利いて優しいし。
一緒にいて、安心する感じ…。

「海斗から色々…聞いてるけど、大丈夫だった?
あいつにいっぱい泣かされたでしょー!!」

「修司くんに話したの?」

「まぁ、いちおう友達だしね!
あいつの元カノの事も知ってるし…聞きたかったらいつでも、聞いて!」

「う〜ん。それはあんまり…聞きたくない…。」

「だよな!ごめん。冗談だよ。
…あと、謝りたい事があって。俺が謝る事じゃないかも知れないけど…。
海斗が浮気した人って俺の姉貴の友達だから…。なんか、ずっと気になってて…。
まぁ、あいつも反省しただろうし、もう浮気はしないと思うけど…何かあったらいつでも話して!
俺が、代わりに殴ってやるから!」

「おもいきり??」

「おぅ!ボコボコに!」

修司くんって、本当に話しやすい…。

海斗より安心する…なんて思っちゃダメだろうけど。

家に送ってもらって、車を見送る。

「じゃあ、詩織ちゃん、またね!」「うん。また。」

修司くんって無邪気な笑顔が可愛い…。彼女いないのが不思議…モテるだろうなぁ。

〈今、着いたよ〜お風呂に入って寝るね〜〉海斗にメールする。
〈もう、さみしい…!一緒にお風呂入りたい…〉

ほんとっ!寂しがりやだなぁー!海斗は…。
お風呂から出てからも、眠るまでメールでやりとりをした。
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