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ーウラ彼ー
第13章 修司くん
机の上に置いてあった修司くんのマフラーを持って、車に向かう…。

「これ、貸してくれて、ありがとう…。」
手渡そうとすると、顔を覗きこんで…

「派手に泣いたね〜。可愛い顔が台無し!」

修司スマイルでからかわれる!!

「だってぇ〜…。。」
思い出すと泣けてくる。

「1人で泣いてるだろうなぁ…って気になって…。
迎えにきた。
ドライブでもしたら、少しは気が楽になるかなって!!
乗って!ほら…。また、そんな寒い格好して…。」

返したはずのマフラーでグルグル巻にされて、そのまま助手席に乗せられる。
傷ついた心に、修司くんの優しさがあったかくて…。

何も言わず、車に乗った…。

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