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ーウラ彼ー
第14章 記念日
「わかってる…。
それに…もう一つ、大事な話があって。」


【話…】

そのフレーズにドキッとする…。。



「俺…。大阪に行こうと思う…。
2年だし…、詩織と離れるの嫌だけど。。。

やっぱり、、、行きたい…。

詩織は…どう思う…??」

「えっ…。。。うん…。

さみしいけど…。あの…。海斗のやりたい事なら…
…ちゃんと…応援したい。ひっく。。

…、は、離れるのは…ひっく。ぃやだけど、ガマンす、る…。」

泣かないように…って思うのに、涙がとめられない。

「ごめん。。。
ちゃんと、詩織が寂しくないように…メールも電話もするから。。
2年間たったら、帰ってくるから…。

2年間、ずっと会えないわけじゃないし、夏休みも戻ってくるし…詩織が会いに来てもいいし…。
詩織…泣かないで…。ごめん。」

海斗は抱きしめて、背中をポンポンとしてくれた。

私は、何も言えなくて、うんうん…。
と頷くだけで…溢れる涙を止められなかった。


車に戻ると…修司君が先に待っていた。
私を車に乗せて、

「ちょっとトイレ行ってくる…」

海斗くんが離れた。

修司くんをみると…。何も言わず…みつめて。
2本の飲み物を手渡される…。ココアとアップルティー。

「泣き虫の詩織ちゃん…。

ほんと、ほっとけない…。

寂しいだろうけど、何かあったら…俺がいること、忘れないで…。」


修司くんの言葉に、また泣けてくる…。

ぇ〜ん。ひっく。…。



ガチャ…。

「何、泣かしてんだよ!修司!」
「いや、泣かしたのはお前だろ!」

「そうだな…。
ごめん。詩織…何か飲む??って、
これ、修司が買ったのか?

俺のは…??」

「男は自分で買え!!」
「はい…はい。」

悲しいのに、泣きたいのに…、2人の掛け合いで笑ってしまう。

海斗と過ごせるのも…3人で過ごせるのも…。あと少し。

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