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ーウラ彼ー
第6章 海斗〜初めての人〜
回想〜Xmasの翌日。

海斗と電話で、付き合った次の日。
学校帰りに待ち合わせをして、会うことになった。

海斗は隣町の高校に通っている。
地元は一緒なので、お互いの家は車で15分くらいの距離なんだけど。

学校の外に出ると、海斗が待っていた。
海斗は、背が高くて細マッチョ。
整った美形というよりは、可愛い弟キャラ。
なのに、身長があるから、そのギャップにまた萌える。
短髪の少し明るめの茶髪…。
空手をしているからか、身体は締まっていて筋肉質だ。
私が155cmくらいしかないのに、海斗は180cmくらいある。細くて長い脚ー。
昨日と違って制服だから、余計にドキドキする。

私の姿が見えると笑顔で駆け寄ってきた。
「詩織さんの制服姿、可愛いー。今すぐ襲いたい!」
「バカっ!何言ってんの?」笑

海斗のストレートな愛情表現には、まだ慣れてない。
スッと手をつないできて…
「じゃあ、行こっか!」

ずっと、やりたかった事をこんなにサラリとされてしまって、一瞬 気が抜ける。

他校の制服だから、余計に目立つ。
同級生と目が合うが、海斗は気にする様子もなく、歩き出す。
彼女という優越感で、嬉しくなる。
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