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ーウラ彼ー
第6章 海斗〜初めての人〜
車を降りて、手をつなぎながら、しばらく歩く。
ここの海は、観光スポットになってるから、あちこちに屋根付きのベンチがある。
さすがに、夜の海だから人の姿はない。
「詩織。寒くない?」
「うん。海に行くって聞いてたから、ちゃんと防寒してきた。」
と、重ねて着けてきた洋服を少し捲ってみせる。
「それって、俺の事、誘ってる?」
海斗がニヤニヤした顔で見つめる。
「ちがっ、ちがうもん。」
「分かってるよ。ちょっと…意地悪したかっただけ。
俺が、早く2人きりになりたくて、我慢できなかったの!」
ここの海は、観光スポットになってるから、あちこちに屋根付きのベンチがある。
さすがに、夜の海だから人の姿はない。
「詩織。寒くない?」
「うん。海に行くって聞いてたから、ちゃんと防寒してきた。」
と、重ねて着けてきた洋服を少し捲ってみせる。
「それって、俺の事、誘ってる?」
海斗がニヤニヤした顔で見つめる。
「ちがっ、ちがうもん。」
「分かってるよ。ちょっと…意地悪したかっただけ。
俺が、早く2人きりになりたくて、我慢できなかったの!」