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そのキスの代償は……
第7章 その日
結局私はあの人の提案を受け入れた。

優しい表情と言葉に逆らい切れず、

その先を期待して高揚する躰と気持を抱えながら、

今着ている服を理性や倫理観と共に脱ぎ棄て、

欲望にまみれた綺麗なドレスを身に纏う。


下着や身に着ける物全てをドレスに合わせて見繕われ、

その後あの人と別れ美容室に行くよう促された。


頭からつま先まで、あの人の好みのモノに…

なった。

「It’s show time!!」

安っぽい言葉。今の私にはお似合いだ。私は別人。

そう言い聞かせて、約束の店へ食事に出かける。


あの人は私より少し後に正装してやってきた。

仕事のときと違って、その姿も素敵だった…


「個室にしたから人目を気にせずに楽しもう」

エスコートされ私は店の奥へと入っていった。


その店はドレスコードのある店で普通の生活をしている私には

無縁の世界だった。

食事は美味しく、言葉少なだったが楽しく進んだ。


終始微笑むあの人の真意はわからないままだったが、

それでも笑顔に後押しされて楽しもうと思った。


いつも二人きりで会えば、セックスばかり…

虚しく思うときもあった。

だからこんなふうに恋人のように過ごすことができるなんて

思いもしなかった。


しかし夢の世界はそんなに続きしない。

夢はいつか醒めるもの…


そして、私の夢はその夜のうちに醒めた。
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