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第13章 その変化

右眉が上がるあの表情を見たかどうかわからない間に…

グチュ、グジュ、ジュボッ、ジュボッと

単調に挿入を繰り返す卑猥な水音は段々と大きくなり、

私の自意識を奪っていく。


太く奥に当たるときの重さを感じるソレは何本なんだろうか？

揺れる躰でなんとなくぼんやり思った…

もう私はただ感じるだけの穴。

その突きが一突き毎に、私のイイ所を抉り擦り続ける。

ソコ、ソコ…

もっと強く！！

あの人は強弱を付けながら、躰の欲するモノを全てくれる…


「いやぁっ、やぁっ、やぁっ、やぁっ、あぁあん…

やぁあ～～～～」

何もかもかなぐり捨てて感じるままに絶叫しながら

両足を踏ん張って腰を突き出して浮かす。

躰を狂ったように上下左右に揺らして淫らに腰を振りながら…

よりイイ所に当たるよう貪欲に淫楽を引き寄せ求める。


あっという間に昂ぶった意識がいつもなら躊躇するその壁を

すんなりと蹴破って越え…

はじけ飛んだ！！

そのまま白む世界に背中を強引に押され、予告なく放り込まれる。


指だけで…

これほどなのに…

これからそれが突き挿され、抉り続けたら…

私は文字通りにこの人に殺さ（ヤラ）れてしまうのかもしれない。


「イケよ…」

はじけ飛ぶ直前、ぼそっと呟くあの人の低い囁きを

耳元で受け取った気がした…