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第13章 その変化

躰に重みと、今まで感じたことのない快感で目覚めた…

「んんっ！！んっ、んっ、あっ、あっ、はぁん～」

ぼんやりとする余裕もない刺激で一気に躰が熱くなり

汗が滝のように流れて珠になり、躰中のあちこちを愛撫する。

私は…

組み敷かれたあの人に両手を囚われ、

腰を何度も何度も打ち付けられながら揺さぶられていた。


はじけ飛ぶほど昂ぶって敏感になっているだろう躰に、

容赦なく劣情をぶつけられ、

目覚めた瞬間から思考も躰も溶け出して、

わけがわからないまま掻き乱され続ける…


「戻ってきたか？待てなかったから勝手にヤッてるぞ…」

あの人の表情が切なく苦しそうで…

胸がギュッと鷲掴みされる。

躰に与えられる淫靡な快楽を全て飲み干すように、

腰を突き上げただその劣情を受け止めた。


「もっと…

あぁ、もっと欲しいの！！！」

私は再び視界が白みかける中、誰に向かうでもなく絶叫する。


「んん…

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…

ああ、ヤルよ。お望み通り、お前の欲しいモノをくれてヤル！！」

素早く膝裏に手をかけ、腰をより持ち上げて私の足をこれでもかと開き、

ジュボっと最奥までソレを打ち付け止まった…


真上に見えるあの人の顎先から…

雫が垂れた。

お互いの動きの止まった部屋には、

それぞれの漏らす呻くような吐息だけが響く。