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そのキスの代償は……
第13章 その変化
そしてどのくらいたったのだろうか…?
私はソファーではなくベッドで目覚める。
そこは暗闇の中で、辺りは耳がキンとするほど静かだった。
…もう演じなくてもいい。
目を閉じたまま枕を引き寄せようとすると、何かに当たり、
躰がガクッとビクつく。
恐る恐る目を開くとそこには…
裸のままのあの人が眠っていた。
思わずシーツを目深に被り、その寝顔を盗み見る。
瞼を綴じたあの人は、眉間にしわを寄せながら下唇を歪ませていた。
眠っているときまでこんなに辛そう…
そのしわに指を伸ばそうとして…
ヤメタ。
それから私は携帯を探し時間を確認する。
もう…
7時。
それなのに…
あの人はまた私の隣にいる。
この前だけじゃない…
眠ったまま目を閉じたあの人が隣に…
その事実がにわかに信じがたかった。
いつもと違うことが、突然怖くなり…
シーツの中をそっと身じろぎしながらその場を離れようとしたが
掌が伸びてきてシーツの中に引きずり込まれる。
後ろ手を掴まれて振り向くと、目の開いたあの人がいた。
手を掴んだままゆっくりと躰を起こしてその場に座り、
自分の膝に私を抱えて座らせる。
いつもと違う優しい抱擁に、益々気持ちが揺れて困惑した。
私はソファーではなくベッドで目覚める。
そこは暗闇の中で、辺りは耳がキンとするほど静かだった。
…もう演じなくてもいい。
目を閉じたまま枕を引き寄せようとすると、何かに当たり、
躰がガクッとビクつく。
恐る恐る目を開くとそこには…
裸のままのあの人が眠っていた。
思わずシーツを目深に被り、その寝顔を盗み見る。
瞼を綴じたあの人は、眉間にしわを寄せながら下唇を歪ませていた。
眠っているときまでこんなに辛そう…
そのしわに指を伸ばそうとして…
ヤメタ。
それから私は携帯を探し時間を確認する。
もう…
7時。
それなのに…
あの人はまた私の隣にいる。
この前だけじゃない…
眠ったまま目を閉じたあの人が隣に…
その事実がにわかに信じがたかった。
いつもと違うことが、突然怖くなり…
シーツの中をそっと身じろぎしながらその場を離れようとしたが
掌が伸びてきてシーツの中に引きずり込まれる。
後ろ手を掴まれて振り向くと、目の開いたあの人がいた。
手を掴んだままゆっくりと躰を起こしてその場に座り、
自分の膝に私を抱えて座らせる。
いつもと違う優しい抱擁に、益々気持ちが揺れて困惑した。