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そのキスの代償は……
第14章 そのひと時
とろんと蕩け、心地いい快感に身を任せていたら…

唐突に目隠しを取られた。

きょとんと目の前を見た私に、ピンクの見たこともない形をしたモノを

顔の前で左右に振りながらほくそ笑む。

途端に私の体温は下がり、

「イヤッ。それは…

そんなモノは…

イヤ」

両手を囚われたままいつしか開かれていた足を閉じ、躰を捩じった。


「これが何でどうやって使うのか知ってるんだな?

でもお前に拒否権はない。イヤって言いながら…」

右手にそのいやらしいモノを持ったまま

両膝に掌をあてがわれ無理やり大きく広げられる。

「ココ…

垂れてるのはどうしてだ?」

つい先ほどまで蕩けるような快感に、

もっと先を欲する躰が勝手に零した淫蜜。


赤くなって俯く頬にペチペチとそれをあてがわれ…

顔を反らしながら、先ほどまでの快感を与えてくれたものが

それだったことを肌で自覚した。ぞくっと躰が震える。


抵抗したが…

再び目隠しをされ、開かれた股の中心に何か冷たいモノがグニュと触れた。

その刺激に驚いてグッと腰を引いた。

グリグリと押し付けられ、擦られると…

一気に躰に快感が駆け上がってきた。


「いやぁああああああ…」

快感に朦朧と流されていると、気が付けばソレは小刻みに震えていて…

いやらしく濡れた蜜口にジュボジュボと抜き差しされていた。
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