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そのキスの代償は……
第3章 その情事
突っ込んで擦って、揺さぶって放ってしまえば
男はそれで充分満足するものなんじゃないのだろうか…
私は熱を放ちながら意識を手放す前そんなことを思っていた。
蕾に口付けられ、舐められ、感じていることを嘲られる恥ずかしさ。
そんな不潔な所が誘っていると唇を押し付けほくそ笑むあの人に、
口には出さない愛情みたいなものをどうしても感じて…
勘違いしてしまう。
こんなこと、ただのセフレじゃできないんじゃない?
どうしてあの人がそんなに私の躰を隅々まで愛でるのか…
イかせることにこだわるのかが…
理解できない。
誰も…
誰一人として私にそんなことをしようとはしなかったのに…
それこそ『あばずれ』と蔑まれなければいけなかったそんな私なのに…
慣れない行為に感情ばかりが先走ってしまう。
心が感じてしまえば、躰なんてどこを愛撫されたって
何度でも、幾度となく達してしまう…
次がいつになるのかわからない、先の見えない交わり。
私はその次まで疼く躰をなだめながら
生きていかなければいけないのだろうか?
次はあるはず…
次を待ち望んで、ただその夜の為に…
その快感の為に…
生き延びる。
男はそれで充分満足するものなんじゃないのだろうか…
私は熱を放ちながら意識を手放す前そんなことを思っていた。
蕾に口付けられ、舐められ、感じていることを嘲られる恥ずかしさ。
そんな不潔な所が誘っていると唇を押し付けほくそ笑むあの人に、
口には出さない愛情みたいなものをどうしても感じて…
勘違いしてしまう。
こんなこと、ただのセフレじゃできないんじゃない?
どうしてあの人がそんなに私の躰を隅々まで愛でるのか…
イかせることにこだわるのかが…
理解できない。
誰も…
誰一人として私にそんなことをしようとはしなかったのに…
それこそ『あばずれ』と蔑まれなければいけなかったそんな私なのに…
慣れない行為に感情ばかりが先走ってしまう。
心が感じてしまえば、躰なんてどこを愛撫されたって
何度でも、幾度となく達してしまう…
次がいつになるのかわからない、先の見えない交わり。
私はその次まで疼く躰をなだめながら
生きていかなければいけないのだろうか?
次はあるはず…
次を待ち望んで、ただその夜の為に…
その快感の為に…
生き延びる。