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そのキスの代償は……
第4章 その事後
手放した意識が戻ってきて…
目覚める。
あれから、いったい…
どれだけの時間が経ったのだろう?
重たい瞼をゆっくりと持ち上げると
眩しい光の線がカーテンの隙間から何本か差し込んでくる。
何も身に纏わないこの姿に後ろめたさもあるから、
明るい光をこの身に浴びたくなくて…
掌で遮った。
その光のまぶしさに自分の愚かさを晒されてしまうようで…
怖かった。
反対の掌でベッドの上を撫でてみたが、そこに人の気配はなかった。
私はベッドにまた…
またもや独りぼっちだった。
躰を少しだけ起こし、背をずらして枕を敷いたまま
首を動かしてあたりを見回してみたけど…
やっぱり誰もいなかった。
あの人はどこなの?シャワーを浴びているの?
昨夜も結局私だけがイかされたのだろうか?
気怠い躰で愛おしい姿を追い求める。
ベッドの上だけでは見つけることができなくって…
胸がぎゅっと締め付けられる。
でもたっぷりと弄ばれ疲弊した躰をこれ以上起こすことも、
ここを離れることもままならず…
しばらくそうやって視界に何かを捕えようとしていたが、
一向に物音すらしない部屋に、気持ちが萎えて…
枕にボスッと顔を埋めて緊張していた躰の力を抜いた。
どうしていつも置き去りにされてしまうのだろうか?
目覚める。
あれから、いったい…
どれだけの時間が経ったのだろう?
重たい瞼をゆっくりと持ち上げると
眩しい光の線がカーテンの隙間から何本か差し込んでくる。
何も身に纏わないこの姿に後ろめたさもあるから、
明るい光をこの身に浴びたくなくて…
掌で遮った。
その光のまぶしさに自分の愚かさを晒されてしまうようで…
怖かった。
反対の掌でベッドの上を撫でてみたが、そこに人の気配はなかった。
私はベッドにまた…
またもや独りぼっちだった。
躰を少しだけ起こし、背をずらして枕を敷いたまま
首を動かしてあたりを見回してみたけど…
やっぱり誰もいなかった。
あの人はどこなの?シャワーを浴びているの?
昨夜も結局私だけがイかされたのだろうか?
気怠い躰で愛おしい姿を追い求める。
ベッドの上だけでは見つけることができなくって…
胸がぎゅっと締め付けられる。
でもたっぷりと弄ばれ疲弊した躰をこれ以上起こすことも、
ここを離れることもままならず…
しばらくそうやって視界に何かを捕えようとしていたが、
一向に物音すらしない部屋に、気持ちが萎えて…
枕にボスッと顔を埋めて緊張していた躰の力を抜いた。
どうしていつも置き去りにされてしまうのだろうか?