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そのキスの代償は……
第4章 その事後
昨夜は…

この前よりも激しかった。



こんな年で知る快感。その時はそう思ったはずなのに、

次に受ける愛撫が…

行為が…

今までにない恍惚感を引き出す。


セックスで躰が感じることのできる快感はどこまで深いのだろう?

まだ二晩の交わりだけなのに、底の見えない快楽の泥濘にはまり込み、

どっぷりと浸かってしまったようで…

コワイ。


限界がどこなのか?

自分の躰なのにそれがわからないことが

こんなに怖いなんて…


枕に顔を沈めたままの物思いに息苦しさを感じ横に向けると、

自分の躰に残された赤い痕がいくつも目に飛び込んできた。


あちこち散らかるハナビラのような印。

これだけの数、赤い痕をつけるのはまちがいなく手間なはず…

女の躰にそんなものをつけるなんて…

男の独占欲とか、嫉妬とか、執着とかなの?


でもセフレの私にどうして?

あの人の行動は不可解すぎて、何を考えているのか分からない。


仕事をする姿は冷静沈着でも、

私を組み敷くあの人は、時に感情的で冷たく突き放す言葉を吐く。

それとは裏腹な何かの感情を感じさせるような指先や唇の愛撫。

躰に残された刻印。


何が本物なのか…

何がニセモノなのか…

何が本心なのか…

それを知る術があるのだろうか?
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