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ナツキとあの場所で
第1章 プール
夏祭りの出し物の件と少し学校の話や料理の話などをした。料理の話はほぼ一方的な喋りかけで自分は聞いてるだけだった。



夏生の両親は小さな不動産屋をやっていてお父さんもよく喋る。
まるでサ●エさんの花澤さんみたいな家族である。
ただ僕はカ●ヲくんと違ってごく普通の平凡家庭だし一人っ子だしお父さんも禿げてない。



そんなことを考えてるうちに再度電話がかかってきた。びっくりしたけど電話の相手はさっきと同じ声がした。

「言い忘れたんやけど、明日の地区プール夏生と一緒に行ったってくれへん?」


地区プールと言うのは夏休み中に学校のプールを自由に利用できるシステムで
大体夏休み中に4回程度有る。
ただし全校生徒が一斉に学校のプールに入るのは到底無理なので地区ごとに分割した割り当てがある。夏生とは同地区だし6年間同じ日にプールに入ってた。

ただあいつはいつも女子同士と一緒に集まって学校に行ってたのに・・・。いきなりどうしたんだろう。

とりあえず電話で返事をして少し疑問符を残しながら電話を切った。さすがに3度目はかかって来なかった。






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