この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ナツキとあの場所で
第3章 犬を連れてすずちゃんたちと
空が綺麗でいつもより高く感じる。
ギンヤンマが目の前を交差していった。稲の匂いが程よく香る。
僕たちはサンヨウまでゆっくり向かった。
田畑群の結構奥のところまで歩いてきてしまったので
三陽寺に戻るには少し時間がかかったがのんびり歩いて行った。
三陽寺の公園側手前まで来た時、ちょうどおしっこがしたくなってきた。
「ちょっとおしっこ行ってくるわ、先にエサとかあげといて」
僕は小走りでトイレに向かおうとした。
「私もトイレ」
「ごめん、夏生ちょっとモカ見てて」
すずちゃんも涼しい顔してトイレ我慢してたのか・・・と心の中で思う僕。
「あ、うんエサも~」
すずちゃんは夏生にリードと犬用ジャーキーの袋を受け渡し僕と一緒にトイレへ向かった。
三陽寺の奥側には男女共用のトイレがあって
中に小便器2つと和式便器2つ(個室)を設置してあるのだが入り口は1つ。
共用のためか少し広めで3m×4mほどの7畳。ひとり暮らしのワンルームほどだ。
とはいえ利用する人はかなり少ないし、基本2人以上入る事は珍しい。
誰かと同時に入ること、それも異性と入ることは稀なことなので僕は少し動揺していた。
ギンヤンマが目の前を交差していった。稲の匂いが程よく香る。
僕たちはサンヨウまでゆっくり向かった。
田畑群の結構奥のところまで歩いてきてしまったので
三陽寺に戻るには少し時間がかかったがのんびり歩いて行った。
三陽寺の公園側手前まで来た時、ちょうどおしっこがしたくなってきた。
「ちょっとおしっこ行ってくるわ、先にエサとかあげといて」
僕は小走りでトイレに向かおうとした。
「私もトイレ」
「ごめん、夏生ちょっとモカ見てて」
すずちゃんも涼しい顔してトイレ我慢してたのか・・・と心の中で思う僕。
「あ、うんエサも~」
すずちゃんは夏生にリードと犬用ジャーキーの袋を受け渡し僕と一緒にトイレへ向かった。
三陽寺の奥側には男女共用のトイレがあって
中に小便器2つと和式便器2つ(個室)を設置してあるのだが入り口は1つ。
共用のためか少し広めで3m×4mほどの7畳。ひとり暮らしのワンルームほどだ。
とはいえ利用する人はかなり少ないし、基本2人以上入る事は珍しい。
誰かと同時に入ること、それも異性と入ることは稀なことなので僕は少し動揺していた。