この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第10章 真っ黒な空
えっ…今…何て…?
「なぁ。凛。」
「なっ…何…言ってるのよ…」
ドクンっ…と胸が痛いほど脈を打つ。
「いつかお前言ったろ?
隼人が私をお持ち帰りする?って。
お前、あの時の俺の気持ち解ってた?」
…言わないで…
聞いたら…もう…戻れなくなる。
「俺…すっげー
持ち帰りたかった。」
何も言えなかった…
どうして…『今』なんだろう。
あと少し早かったら…
飛び上がるほど嬉しかったのに。
「……俺にチャンスある?」
「………やっ…やだー。もう…」
「悪りぃ…困るよな。忘れて」
そう言うと何事もなかったかのように
またトンカツを食べ出した隼人。
…隼人…浮気されて誰かに縋りたくなる気持ちはよくわかるよ…
3年前の私も同じだったから…
「なぁ。凛。」
「なっ…何…言ってるのよ…」
ドクンっ…と胸が痛いほど脈を打つ。
「いつかお前言ったろ?
隼人が私をお持ち帰りする?って。
お前、あの時の俺の気持ち解ってた?」
…言わないで…
聞いたら…もう…戻れなくなる。
「俺…すっげー
持ち帰りたかった。」
何も言えなかった…
どうして…『今』なんだろう。
あと少し早かったら…
飛び上がるほど嬉しかったのに。
「……俺にチャンスある?」
「………やっ…やだー。もう…」
「悪りぃ…困るよな。忘れて」
そう言うと何事もなかったかのように
またトンカツを食べ出した隼人。
…隼人…浮気されて誰かに縋りたくなる気持ちはよくわかるよ…
3年前の私も同じだったから…