この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第10章 真っ黒な空
「帰ろうか」
食事が終わり、隼人が先に席を立つ。
後を追うようにして私がついていった。
そして、店の外へ出た時だった。
「あ。」
確かに隼人はそう言った…
「ちょっと…凛戻って。
忘れ物…」
強引に私も店の中へと入れようとする。
「何!?どうしたの?」
気になって外を見た時だった…
「あっ…」
「秋雨…」
道路を挟んだ歩道を歩く秋雨と隼人の彼女。
朝まで一緒にいた人とは思えない程
遠くに感じた。
「見るな。凛。」
隼人が私の手を引き2人とは
反対の方向へと歩き出した。
「ーーー!!!」
私の視界に飛び込んだのは…
こちらを向いて薄く勝ち誇ったように
微笑んだ彼女だった。
食事が終わり、隼人が先に席を立つ。
後を追うようにして私がついていった。
そして、店の外へ出た時だった。
「あ。」
確かに隼人はそう言った…
「ちょっと…凛戻って。
忘れ物…」
強引に私も店の中へと入れようとする。
「何!?どうしたの?」
気になって外を見た時だった…
「あっ…」
「秋雨…」
道路を挟んだ歩道を歩く秋雨と隼人の彼女。
朝まで一緒にいた人とは思えない程
遠くに感じた。
「見るな。凛。」
隼人が私の手を引き2人とは
反対の方向へと歩き出した。
「ーーー!!!」
私の視界に飛び込んだのは…
こちらを向いて薄く勝ち誇ったように
微笑んだ彼女だった。