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せめて夢の中だけでも
第16章 3年前…side凛
グチャ…とケーキの箱が床へと落ち潰れた。
部屋の中では…
晴と、知らない女性が
今まさに繋がっている。
「…晴…?」
その声に二人の動きはピタッと止まった。
「キャァッ!何!?」
女の子がシーツで体を隠す。
何って…私が聞きたいわ。
「凛…」
彼が女の子を突き放し
青ざめた顔でこちらを見ていた。
「凛…これは…」
「晴…。今日は…記念日なんだよ…
晴…っ。ひどいっよ…」
私はその部屋から飛び出した。
晴が私の名前を呼んでいたけれも
もうそんなの関係ない。
外は雨だった…
私の心を映し出しているかのように
段々と激しさを増す。
…何で…裏切ったの…
悔しくて…悔しくて
涙が次々と溢れ出す。
部屋の中では…
晴と、知らない女性が
今まさに繋がっている。
「…晴…?」
その声に二人の動きはピタッと止まった。
「キャァッ!何!?」
女の子がシーツで体を隠す。
何って…私が聞きたいわ。
「凛…」
彼が女の子を突き放し
青ざめた顔でこちらを見ていた。
「凛…これは…」
「晴…。今日は…記念日なんだよ…
晴…っ。ひどいっよ…」
私はその部屋から飛び出した。
晴が私の名前を呼んでいたけれも
もうそんなの関係ない。
外は雨だった…
私の心を映し出しているかのように
段々と激しさを増す。
…何で…裏切ったの…
悔しくて…悔しくて
涙が次々と溢れ出す。