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せめて夢の中だけでも
第3章 最悪な再会。
「…寂しいよ。隼人。」
「…何がだよ。」
「なぁーんも…」
夜風が涼しくて少しずつ酔いが冷めてきた。
隼人の腕に体を預け、もう少し…
酔ったフリをした。
隼人は昨日の事を気にしているのか
本当に私の家まで送ってくれるようだ。
何度断っても聞いてくれなかった。
もう人もまばらな駅のホームで
私たちは電車を待った。
向かい側のホームの電車が出発し
何気なく向こう側に目をやった。
そこには、男と女。
恥ずかしげもなくキスをしていた。
何度も…何度も角度を変え
濃厚なキスだった。
目を離せないでいると
横で私の視線に気付き同じ方向を見た隼人。
「うわ。恥ずかしげもなくよくやるな…」
その男と女が
名残惜しそうに唇を離した瞬間。
私は一瞬にして時が止まった感覚に陥った。
「…何がだよ。」
「なぁーんも…」
夜風が涼しくて少しずつ酔いが冷めてきた。
隼人の腕に体を預け、もう少し…
酔ったフリをした。
隼人は昨日の事を気にしているのか
本当に私の家まで送ってくれるようだ。
何度断っても聞いてくれなかった。
もう人もまばらな駅のホームで
私たちは電車を待った。
向かい側のホームの電車が出発し
何気なく向こう側に目をやった。
そこには、男と女。
恥ずかしげもなくキスをしていた。
何度も…何度も角度を変え
濃厚なキスだった。
目を離せないでいると
横で私の視線に気付き同じ方向を見た隼人。
「うわ。恥ずかしげもなくよくやるな…」
その男と女が
名残惜しそうに唇を離した瞬間。
私は一瞬にして時が止まった感覚に陥った。