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せめて夢の中だけでも
第23章 あなたは太陽
「……そうだったの」


『はい。それで…五十嵐さんに頼んでました。
すいません…勝手な事して。』


「…理由がわかったならそれでいいから…」








電話を切ると、
訳が解らないどいう顔の晴と
いつもの優しい微笑みを見せる秋雨。





「そういう事だから、晴君。
俺、浮気なんでしてないからね?








…君と一緒にしないでくれる?」





そう冷たく言い放った。



「凛。お前はこんな男がいいのかよ。」





「そうよ…あなたなんかより
断然いい男なの。」






きっと…秋雨と出会う前なら
こんな事言えなかった。


秋雨が、私を強くしてくれているー…。





「……帰るわ。」



晴は私たちの横を通り帰ろうとした瞬間…

秋雨が晴の肩を掴んでこちらを向かせた。
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