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せめて夢の中だけでも
第24章 仁さんと沙織ちゃん
「仁さん、カウンターにどうぞ」
仁さんは本当に照れ臭そうにカウンターに入った。
仁さんがあんな顔するのは…
久しぶりに見た気がした。
「久しぶりだね沙織ちゃん。」
「ですね!先輩たちくっつけるのに必死でした。」
「沙織ちゃんは…秋狙いじゃないの?」
「まっさかー!五十嵐さんはかっこいいですけどっ!
観賞用みたいなもんですよ〜」
「…そうなんだ」
「仁さんは…彼女作らないんですか?」
「いないように見えた?」
「あっ!すいません!!」
「嘘だよ。もう5年くらいはいないかな〜」
二人の会話を聞いていると…
何だか面白い。
そして…仁さん…
女口説けるの?